DX推進への取組み

DX Initiatives

TOP DX推進への取組み


【経営ビジョンとDXの位置づけ】

近年、デジタル技術やAIの進化により、私たちの業界は大きな変革期を迎えています。

当社は「機械設計を通じて社会の技術革新に貢献する」ことを企業理念とし、DXをその実現のための重要な手段と位置づけています。

高度化するニーズと技術革新のスピードに対応するため、「人」と「デジタル」の力を融合させることで、全社的な生産性向上と働きやすい職場環境の構築を目指します。


【DXの目的と方向性】

DXの目的は、設計・事務の両面で業務のデジタル化を進め、情報の一元管理と業務の見える化を実施し、業務効率の改善を実現することです。

設計部門ではCADデータのクラウド管理や設計履歴のデータベース化を、事務部門では見積・受発注・請求業務の電子化や社内申請のワークフロー化を推進します。


【重点施策】

  • 需要予測と設計業務の最適化
    CADデータや設計履歴、顧客フィードバック情報を統合し、AIによる設計パターン分析を活用することで、設計業務の属人性を排除し、リードタイム短縮と品質向上を図ります。
  • スマート設計・スマート業務
    CADテンプレート整備、RPA導入で業務効率化。
  • 社内情報の可視化と連携強化
    クラウドストレージ導入、ワークフロー電子化で情報共有を強化。
  • 教育体制のデジタル化
    オンライン研修やeラーニングで継続的な人材育成。
  • セキュリティ対策の強化
    アクセス権限管理、操作ログ監視を徹底。

  • 【DX推進体制】

    DX推進への組織体制

  • DX統括責任者を代表取締役社長が務め、経営層が直接関与
  • 技術部部長が推進責任者として各部門を統括
  • DX担当者が現場課題を吸い上げ、施策を実行
  • 必要に応じて外部ベンダーと連携し、技術支援体制を確保

  • 【人材育成】

  • CAD・PDM・RPAなどのツール研修を定期実施
  • IoTやクラウド設計環境に関するOJTを推進
  • DXアイデア募集・表彰制度で社員の主体的参加を促進
  • 役職・職種別の育成プログラムを整備

  • 【DX戦略実行に向けた環境整備】

  • データ基盤の構築

  • PDM環境を整備し、設計履歴・CADデータ・業務情報を統合管理します。

    データウェアハウスを構築し、迅速な分析やAI活用を可能にします。

  • 業務システムの高度化

  • 事務業務の電子化とRPA導入により、定型業務の自動化と精度向上を図ります。

    社内申請や報告業務のワークフロー化を推進します。

  • セキュリティ対策

  • SECURITY ACTION(二つ星宣言)の実施、アクセス権限管理、操作ログ監視体制を整備します。

  • ネットワーク環境の最適化

  • クラウドストレージやチャットツール導入で情報共有を効率化します。

  • 人材育成と体制整備

  • DX推進責任者を経営層が務め、推進委員会を設置します。

  • 情報管理・運用体制

  • Gitリポジトリ管理でHP構成やDX関連ツールのバージョン管理を実施します。

     

    【戦略の達成指標】

  • 事務業務の自動化・標準化

  • RPA処理件数:月50件以上(1年以内)

    電子化率(見積・請求書):80%以上(1年以内)

  • 設計業務の効率化・高度化

  • CADモデルPDM管理率:90%以上(1年以内)

    設計履歴登録件数:月100件以上(1年以内)

  • DX施策の成果評価

  • DX施策の投資回収率(ROI):3年以内に達成

    社内DX教育受講率:100%(1年以内)

    改善提案件数:年間50件以上(継続的)

    株式会社ワイテック

    代表取締役社長:小川 稔